こんにちは!キリシマです。
わずか2年で大相撲界を魅了する熱海富士。その愛らしい笑顔と、予想をはるかに超える成果に、ファンからの注目は集まるばかり。
熱海富士の魅力と、その背後に隠されたストーリーを一緒に探ってみませんか?
目次
熱海富士プロフィール
四股名 熱海富士 朔太郎
本名 武井 朔太郎
愛称 サク
生年月日 2002年9月3日(21歳)
出身 静岡県熱海市
身長 186.0cm
体重 181.0kg
所属部屋 伊勢ヶ濱部屋
得意技 右四つ、寄り
現在の番付 東前頭15枚目
最高位 東前頭15枚目
未来を予感させた少年時代:誕生から高校までの心の軌跡
2002年の秋、千葉県の静かな街で、未来の力士、熱海富士が生まれました。
小学校2年生の時に美しい温泉の町、熱海市に移ります。
熱海の歴史に軌跡を刻んだ瞬間ですわよ!
知られざる幼少期:相撲への情熱への道
彼はもともと柔道の才能に恵まれていましたが、母親の勧めもあり相撲を始めます。
初めての挑戦となった地元のわんぱく相撲で圧巻の優勝し、相撲への情熱を燃え上がらせます。
この情熱は、彼を三島相撲クラブへと導き、そこでさらなる高みを目指して努力を重ねることとなりました。
お母さんの勧めがなかったら、そのまま柔道続けてオリンピックに出てたかも知れんしね。
体格に恵まれていたのは幸運だけど、センス抜群だったのね~。このお話、勇気と希望を持って、夢を追いかける人々にとって、励ましになるよね。
「さくちゃん」の夢が現実へ:子供時代の魅力と力士への道
少年時代の彼には、太陽のような輝きがありました。
担任の先生も「彼は常に周りを笑顔にし、心から愛される少年だった」と語っています。
親しみやすい性格から、「さくちゃん」という愛称で呼ばれていた彼は、クラスのムードメーカー的な存在だったそう。
ふざけすぎて叱られることもあったけど、いつも周囲を楽しませていたそうです。
彼の元気さや笑顔で友達が多く、子供の時からみんなに好かれていたと言います。
食事に関しても彼のパワフルさは顕著で、給食は常に山盛り。
カレーは飲み物と言い、決して残すことなく美味しそうに食べていたそうです。
また体の大きさとは裏腹に、運動のセンスも抜群で、跳び箱での技や学校のダンスイベントでの存在感は圧倒的でした。
そして、その夢と情熱は、小学校の卒業文集での一言にも現れています。
将来力士になって四股名には「熱海」を入れると。
彼が子供の頃から持っていた大きな夢と、その夢に向かって進む力強さを感じることができますね。
いっつもニコニコしてて、周りの空気がほんわかしてる子。だけど「さくちゃん」と違って、少々運動は苦手…みたいなね。
ちびまる子ちゃんの小杉くん?…は単なる食いしん坊か(笑)
「光玉母食堂 めししんちゃん」:相撲人生を変えた育ての親
熱海富士の相撲の道には、三島市相撲連盟の会長、杉山真司さんが欠かせない存在です。
彼にとって育ての親と言っても過言ではない父親のような存在でしょう。
杉山さんと熱海富士の出会いは、小学5年生の時。三島市の「わんぱく相撲地区大会三島場所」での熱海富士の圧勝がきっかけでした。
その絶大な力に、杉山さんはただただ感嘆し、「まさに逸材!」とその実力を称賛。
即座に「本格的に相撲をやらないか」と声をかけたと言います。
熱海富士は小学生の頃から柔道でも活躍していたため、日本大学三島中学校に進学して柔道部に入りましたが、心の中では「相撲こそ自分の道」と感じており、その思いを杉山さんに打ち明けました。
中学2年生の時には、相撲部のある熱海市立熱海中学校への転校を果たし、その後も彼の指導の下で急成長を遂げます。
そして高校へ進学してからの半年間は、杉山真司さんの経営する食堂に下宿をします。
と言うのも熱海富士が進学した相撲の名門・飛龍高校は沼津市にあり、自宅から通うには遠すぎたから。
そのため生活になれるまでは、自宅よりも高校に近い杉山さんの食堂に世話になることになりました。
それでも毎日食堂から高校まで約30分、熱海富士は自転車で登校していたそうですよ。
その杉山さんの食堂は、特大のメニューで知られるお店。
しかし、食の巨人・熱海富士にとって、それすらも「普通の食事」のようで、2キロ近いご飯とフライパンのまま出す焼肉&唐揚げ定食に加え、ラーメンを味噌汁代わりに食べていたとか。
当時から愛されキャラだった熱海富士。 会長も注意することは日々あったが、「笑顔にごまかされていた」「彼の笑顔の魔法には勝てなかった」と後に語っています。
ちなみに熱海富士山が下宿していた杉山さんの経営する食堂は、「光玉母(こうぎょくぼ)食堂 めししんちゃん」という、静岡県三島市竹倉にある飲食店です。
父親がいない朔太郎少年にとって、まさに「お父さん」だったのかな。
しかしその「お父さん」、「息子」の笑顔にごまかされてますけど(笑)それにしても、2キロご飯にフライパンおかず、汁物がラーメンって…。
高校時代ってお昼はお弁当だよね。どんだけ持って行ってたのか?あぁ~見てみたい!!お母さん、再現してくれへん!?
飛龍高校相撲部:全国大会中止の挫折から角界入りへの情熱まで
相撲の名門に新星、熱海富士が登場!
飛龍高校相撲部出身力士には、颯富士や翠富士がおり、熱海富士は後にこの2人と同じ伊勢ヶ濱部屋に入ることに。
国体4強入りの功労者!熱海富士の圧巻の実力
飛龍高校では、1年生からその才能を爆発させ、国体団体の4強への道を切り開きます。
個人としてもインターハイや国体に輝きを放ち、その実力を全国に魅せつけました。
国体4強入りを通して、彼は自らの可能性を感じ取り、それを人生の大切な節目として心に刻んだのです。
しかし、3年生という最も輝かしい瞬間に、コロナウイルスの暗雲が彼の相撲人生に影を落とします。
いろんな物が不足して、人間の良いとこ、悪いとこ、見えたよね(苦笑)
重圧と失意の中で:見つけた希望、妹との絆
2020年3月、待ち焦がれていた全国大会が突如中止。3位入賞を目指していた彼や部員たちは深い失意のどん底に。
学校も休校、稽古の場も失われる日々。
期待の星としての重圧と大会中止のショックにより、熱海富士は一時、練習への熱意を失ってしまいます。
しかし、彼には当時中学3年生になる妹がおり、彼女も相撲の道を歩み始めていました。
そんな幸運もあり、練習を共にし励まし合ったと言います。
この絆が彼の心を支えました。
当時から角界入りを考えていた熱海富士は、「これが終わりではない」との監督の励ましを胸に、再び前を向きます。
高校入学時に130キロだった彼の体重は、3年生時には170キロへと増加。
その強靭な体を武器に、角界への扉を叩くこととなったのです。
こういう時って、同じ目標を持った人がそばに居てくれると助かるのよ。それも妹さんだもの。
それにしても妹さん、可愛いよね!こんなに可愛いのに、投げ飛ばしちゃうわけ⁉
努力の結晶!熱海富士:19歳で十両昇進。熱海市からの初の関取誕生
熱海富士は元横綱の旭富士が師匠を務める「伊勢ヶ濱部屋」に地元の誇りを胸に入門。
入門の際には多くの相撲部屋から誘いを受け、入る部屋を悩んでいたという熱海富士ですが、相撲部の監督が「プロに入って何を一番に求めるかで部屋を選ぶべき」と声をかけます。
「強くなりたいなら稽古が厳しい部屋に」という思いを持って彼が選んだのは、激しい稽古で名高い伊勢ヶ濱部屋。
照ノ富士のような横綱の存在を目指して、自らの未来を決めました。
調べてみたところ、三番稽古だけでも他の部屋の2倍近くみたい。
熱海富士は軽く3倍ほどやってるんだって!!
三番稽古→同程度の力量相手と何度も取組をこなす稽古です。三番だけ取組をするわけではない。
他部屋は平均して20番ぐらいらしい。伊勢ヶ濱部屋は30番~。熱海富士に至っては60番以上こなす事もある。←どんだけぇ~
コロナを乗り越えた:初土俵と序の口優勝、そして和装の卒業式
そして2020年11月場所高校在学中に初土俵。在学中の初土俵は珍しいことでもありますが、過去には大関の貴景勝も卒業前の9月に入門しています。
コロナウイルスの影響もあり、公式戦としては約1年間のブランクを乗り越え、力強く土俵に登場。
前相撲では寄り切りで圧勝し白星スタート。
2021年1月場所では6勝1敗の成績を収め、そのまま優勝決定戦も制し序の口優勝。
さらにその場所の後、彼は高校の制服が体に合わず、和装で卒業式に参加するというユニークなエピソードを持ちます。
素質もあったんだろうけど、やっぱり厳しい稽古を乗り越えてきたからなんだね。そして…卒業式! 入門して一段と大きくなったのね(笑)
着物で出席って、粋だね~ 貫禄あるよね~。
「20歳関取」の夢を叶える:異例の速さと母親への感謝
彼の勢いは止まりません。続く3月場所では、7戦全勝での優勝。
常に前を向き、さらなる高みを目指し、彼は「20歳までに関取になる」と公言。その言葉は、多くのファンの心を掴みました。
そして、2022年1月場所。彼は番付「西幕下筆頭」の位置まで昇進。
またこの場所の2番相撲では、初めて十両の土俵で相撲を取ることにもなりました。
十両の土俵に上がる場合、大銀杏を結わなければなりませんが長さが足りず、ちょんまげのまま土俵に上がることに。
それだけ熱海富士の出世が早かったということですね。
14日目、勝ち越しをかけた一番。軍配は熱海富士に上がりますが微妙な一番となり、物言いがつきます。
熱海富士の足が先に土俵を割っているのではないかという協議でしたが、軍配通り勝利。
十両昇進をほぼ確実にする白星でした。
勝利を掴んだ熱海富士は、感情豊かに取材に答え、顔をくしゃくしゃにして泣いていました。
彼の人間味溢れる姿に、多くのファンが心打たれました。感情を素直に表す性格のようですね。
母親曰く「表情を隠せなくて、昔からあのまんま」とのこと。
早く関取になって母親に楽させたいという思いもあり、この日にかける思いは今までで一番だったのでしょう。
そしてついに、十両昇進。
わずか8場所での昇進は、角界の歴史に名を刻む快挙。
小錦や把瑠都に並ぶ歴代7位のスピードです。
19歳4ヶ月。自らの夢「20歳までに関取」を現実のものとしました。
大銀杏が結えないほどのスピード出世! 熱海富士自身はもちろん、お母さまもそれはそれは嬉しかったでしょうね。
表情にすべてが出てしまう素直な性格、愛らしいわ。ファン爆増だわね。
熱海市から初めての関取として、地元の誇りを胸に、これからも角界を魅了してくれること間違いなし!
あぁ~楽しみだわ~
新十両:逆境を乗り越え新たな門出
2022年3月場所で新十両として輝くデビューを飾った熱海富士。
しかし14日目までの戦績は6勝7敗。その日の相手は、格下とされる幕下の力士でした。
熱戦の末、熱海富士は敗れてしまいます。
土俵を降りるといつもの笑顔とは裏腹に、悔しさが滲む表情。取材に対しても、この時はコメントを避ける姿が見られました。
これにより入門後初めての負け越しが決まってしまいます。
この負け越しは、1月場所終了後のコロナウイルス感染が影響しており、十分な稽古ができなかったことが背景にあったようですね。
千秋楽を6勝8敗で迎える熱海富士。この一戦が、番付維持をかけた運命の一番となります。
しかし彼は、そのプレッシャーを乗り越え勝利。
幕下への陥落のリスクを乗り越え、翌5月場所では見事10勝5敗という初の2桁勝利を記録。
先場所の負け越しを跳ね返す好成績でした。
その勢いを保ちながら番付を駆け上がり、勝ち越しを続け、9月場所では成績次第で幕内昇進が狙える東十両3枚目の番付。
この場所でも中盤までは7勝3敗と、順調に優勝争いに名を連ねます。
しかし後半戦、連敗が続き後がなくなります。
十両優勝を果たしていた栃武蔵との一番、一気の出足で白星。連敗を打破し、勝ち越しを確定。
8勝7敗と辛うじての勝ち越しでしたが、他の力士たちの成績が良くなかったこともあり、
新入幕が決定しました。
ちょっとハラハラしたけどな。がんばったね!ようやった!あたしゃ気分は完全に親戚のおばちゃんだわさ(笑)
20歳の新星、関取の世界へ:スピード出世と今後の展望
20歳での新入幕を果たしたことで、彼の「20歳までに関取」の夢は驚異的な速さで実現。
その勢いは前相撲からわずか12場所での新入幕という、歴代8番目のスピード出世。
更に、高校を卒業後に相撲界に足を踏み入れた力士の中では、最速タイの記録を打ち立てることとなりました。
その記録は、相撲界の巨星、元横綱の朝青龍や元大関の栃東と並ぶもの。その実力と今後の成果に、期待は膨らむばかり。
新入幕の際、彼は「2年で幕内まで上がることは想像できなかった」と、その表情からは信じられないような驚きと喜びが溢れていました。
なりたい自分を常に意識して、鼓舞するためにも周りの人達に言って回るのっていいかも知れんね。早速やってみよ!
相撲界の著名人も太鼓判:素質と改善点
その才能はすでに多くの先輩や専門家にも認められています。
特に、NHKの解説でおなじみの元横綱の北の富士さんは、2022年の1月場所で「今一番注目している力士」として熱海富士の名を挙げ、「相撲界の大谷翔平になる力士」との大絶賛を送っていました。
北の富士さんの過去のお気に入りとして名前が挙がった宇良や炎鵬は小兵だったのに対して、熱海富士は大柄で直球の相撲を取る力士。
序二段で全勝優勝した際にも熱海富士を褒める場面があり、その素質は以前から見抜いていたようでした。
それだけに、初めて見た時の驚きは大きかったことでしょうね。
しかし、すべてが順風満帆ではありません。元横綱の武蔵丸からは「腰高で脇が甘い」との厳しい意見も。
熱海富士のこれからの課題と成長を見守るのが、ますます楽しみですね。
今までは ”ちっこくてかわい~い~” って感じの力士好みだったもの。
もしや!熱海富士の可愛い笑顔にやられたか⁉失礼しました。調子に乗り過ぎました。笑顔だけでなく、あなたの実力です。人柄です。辛口を言ってくれる先輩もいるなんて、やっぱり注目株! 愛されてるわ。
まとめ
熱海富士。朔太郎伝説。いかがでしたか?
熱海富士の成績と人柄には本当に感動しましたよ。
負け越しを一度しか経験していないというのは、彼の強さと持続力の証。
さらに、スピード出世と愛らしい性格を併せ持つとは、多くのファンから支持される理由がよ~くわかりましたわ。
と言ってもこれから先、さらなる試練、困難な道が待ち構えていますわね、間違いなく。
それでも彼は乗り越えていってくれると思いますわ。
とにもかくにも、ケガだけはせんといて~って心から願いますわ。ホント親戚に必ず一人は居るであろうおせっかいなおばちゃん状態ですけど(苦笑)
将来の相撲界を背負って立つであろう力士として、今後の活躍が非常に楽しみですわね。
最後までお付き合い下さりありがとうございます! またお逢いできることを願ってます!
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